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2025.12.3
アートメイクの失敗は修正可能?除去方法から費用までを専門家が解説


「こんなはずじゃなかった…」その絶望、希望に変えませんか?後悔しないための修正・除去ガイド

鏡を見るたびに深いため息が出る。「理想の眉」「魅力的なアイライン」を手に入れるはずだったアートメイクが、今はコンプレックスの種になってしまっている…。そのお気持ち、痛いほどよく分かります。

私自身、Webの世界で長年、美容に関する情報に触れてきましたが、アートメイクの失敗によって自信を失い、人知れず悩んでいる方がいかに多いかを目の当たりにしてきました。

施術直後の腫れが引いた時、想像とは全く違うデザインに愕然とした経験。時間の経過と共に、グレーやオレンジに変色してしまった眉を見て、毎日メイクで隠すのに疲れてしまったという声。その悩みは、決してあなた一人だけのものではありません。

しかし、絶望する必要は全くないのです。現在の美容医療技術は、あなたが思っている以上に進歩しています。一度入れてしまったアートメイクでも、適切な知識と技術があれば、修正したり、綺麗に除去したりすることが十分に可能な時代になりました。

ここでは、アートメイクの失敗に悩むすべての方へ向けて、具体的な失敗パターンから、最新の修正・除去方法、信頼できるクリニックの選び方まで、私がこれまで蓄積してきた知識と経験を基に、専門家として徹底的に解説していきます。あなたのその深い悩みを希望に変えるための、確かな一歩がここにあります。

1. アートメイクでよくある失敗パターンとその原因

「失敗」と一言で言っても、その内容は様々です。そして、その裏には必ず何かしらの「原因」が潜んでいます。問題を解決するためには、まず現状を正しく認識することが不可欠です。ここでは、アートメイクで多くの方が悩まされる代表的な失敗パターンと、なぜそれが起きてしまうのか、その根本原因を深掘りしていきます。

 よくある失敗パターン

アートメイクの失敗は、大きく分けて「デザイン」「色」「技術」の3つの要素に起因します。

  • 左右非対称なデザイン: 最も多い失敗の一つが、眉やアイラインの左右の形が違う、高さが違うといったデザインの不均衡です。人間の顔は元々完全な左右対称ではないため、それを考慮せずに機械的にデザインしてしまうと、かえって歪んで見えてしまうことがあります。 
  • 理想と違う形・太さ: 「もっと細い眉が良かったのに、太くされすぎた」「アイラインの跳ね上げ角度がイメージと違う」など、事前の希望と仕上がりの間にギャップが生まれるケースです。カウンセリングでのすり合わせが不十分な場合に起こりがちです。 
  • 似合っていないデザイン: 骨格や表情筋の動きを無視して、流行のデザインをそのまま当てはめてしまうと、「なんだか自分の顔じゃないみたい」という違和感につながります。特に眉は、顔の印象を大きく左右するため、この問題は深刻です。 
  • インクの変色・にじみ: 入れた当初は綺麗だったブラウンの眉が、数年後にオレンジやグレーに変色してしまったり、アイラインが青っぽくにじんでしまったりするケースです。インクの質や、施術者の技術力、そして個人の体質も関係してきます。 
  • 色が濃すぎる・薄すぎる: 「海苔を貼り付けたような不自然な眉になった」「数ヶ月でほとんど色が抜けてしまった」など、色素の定着具合に関するトラブルです。肌質やアフターケア、使用する色素の特性を理解していないと発生しやすくなります。

 なぜ失敗は起きてしまうのか?

これらの失敗は、決して偶然起きるわけではありません。その背景には、以下のような明確な原因が存在します。

第一に、施術者の技術力・知識不足です。

アートメイクは医療行為であり、皮膚の構造、衛生管理、使用する色素の化学的特性など、幅広い専門知識が求められます。経験の浅い施術者が、これらの知識を十分に持たないまま施術を行うと、左右非対称になったり、適切な深さに色素を入れられずにじみの原因になったりします。私が以前リサーチしたケースでは、皮膚の浅い層に色素を入れるべきところを、深く入れすぎてしまい、タトゥーのように一生消えない状態になってしまったという痛ましい例もありました。

 

第二に、カウンセリングでのコミュニケーション不足が挙げられます。

施術者は、利用者の「なりたいイメージ」を正確に引き出し、それをデザインに落とし込む必要があります。しかし、「だいたいこんな感じで」といった曖昧なやり取りで進めてしまうと、仕上がり後に「こんなはずじゃなかった」という齟齬が生まれます。利用者の骨格や肌質を考慮し、「そのデザインは、将来的にはこう見える可能性があります」といったプロとしての提案ができていない場合も、失敗のリスクが高まります。

 

そして第三に、使用する色素(インク)や機材の質の問題です。

安価で質の悪い色素を使用すると、数年で予期せぬ色に変色してしまうことがあります。また、古い機材を使い続けることで、針のブレが生じ、ラインがにじむ原因にもなり得ます。信頼できるクリニックは、安全性と実績のある高品質な色素や、最新の機材への投資を惜しまないものです。

 

これらの原因を理解することは、これから修正や除去を考える上で、そして、もし再施術をする場合に同じ過ちを繰り返さないために、非常に重要な第一歩となるのです。

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2. デザインが気に入らない場合の修正方法

「眉の形が左右非対称」「アイラインが太すぎる」といったデザインに関する不満は、アートメイク失敗の中でも特に精神的なダメージが大きいものです。

しかし、幸いなことに、デザインの不満は、除去という選択肢だけでなく「修正」という方法で解決できる可能性が多くあります。ここでは、既存のアートメイクを活かしながら、より理想のデザインに近づけるための具体的な修正方法について解説します。

修正の基本的な考え方は、「足りない部分を足し、不要な部分をカモフラージュする」というものです。全く新しいデザインを一から描くのではなく、現在の状態をベースに、よりバランスの取れた美しいデザインへと作り変えていく、いわばリフォームのような作業です。

 描き足しによる修正

左右の高さが違う、眉尻が短い、太さが足りないといったケースで有効なのが、この「描き足し」です。

例えば、片方の眉がもう片方より低い位置にある場合、低い方の眉の上部にラインを描き足し、高い方の眉の下部にラインを描き足すことで、左右の高さを揃えることができます。眉の形が気に入らない場合も同様で、既存のラインをガイドにしながら、新たなラインを加えていくことで、全体のフォルムを整えていきます。

この修正方法のメリットは、体への負担が少なく、比較的短期間で完了することです。除去のように複数回の施術を必要とせず、1〜2回の施術で満足のいく結果が得られることも少なくありません。ただし、この方法が適用できるのは、あくまで「元のデザインより大きくする」方向に修正する場合に限られます。太い眉を細くする、長い眉尻を短くするといった修正は、この方法では不可能です。

 カモフラージュ(肌色色素の使用)

元のデザインで不要な部分、はみ出してしまった部分を、肌に近い色の色素(カモフラージュインク)を入れて目立たなくさせる方法です。

例えば、太すぎる眉の輪郭の外側や、長すぎるアイラインの先端部分にこの肌色を重ねることで、あたかもその部分のアートメイクが消えたかのように見せることができます。

しかし、この方法には注意が必要です。私が見てきた中でも、カモフラージュは非常に高度な技術を要する施術です。

なぜなら、肌の色は一人ひとり微妙に異なり、完璧に同じ色を作り出すのは至難の業だからです。また、肌は日焼けなどによって色が変化しますが、カモフラージュした部分の色は変わりません。そのため、時間が経つとその部分だけが白く浮き出てしまい、かえって不自然になるリスクがあります。さらに、一度カモフラージュを施した部位は、将来的にレーザー除去を行う際に、レーザーが肌色色素に反応して黒く変色してしまう可能性があり、除去が非常に困難になるという大きなデメリットも抱えています。

 

そのため、デザイン修正においては、まず「描き足し」で対応できないかを最優先で検討し、カモフラージュは限定的な使用に留めるか、リスクを十分に理解した上で選択することが賢明と言えるでしょう。デザイン修正は、施術者の美的センスとミリ単位の調整が求められる、非常に繊細な作業なのです。

 

3. 変色してしまったアートメイクはどうする?

「入れた時は綺麗なブラウンだったのに、数年経ったら眉が赤っぽく(オレンジっぽく)なってきた」「黒いはずのアイラインが、なんだか青黒くにじんでいる…」これもまた、アートメイクで非常に多い悩みのひとつです。

時間が経つにつれて色が変化してしまうと、古臭い印象を与えたり、すっぴんでいるのにメイクが浮いているように見えたりしてしまいます。この変色問題は、なぜ起こり、どう対処すれば良いのでしょうか。

 

 なぜ色は変わってしまうのか?

アートメイクの変色には、いくつかの原因が複雑に絡み合っています。

  • 色素の成分: アートメイクの色素は、様々な色の粒子を混ぜ合わせて作られています。例えば、ブラウンを作るためには、黒、赤、黄などの色がブレンドされています。人間の体は、新陳代謝によって体内の異物を少しずつ排出する働きがありますが、この時、色の粒子ごとに代謝されるスピードが異なるのです。一般的に、黒の色素は代謝されやすく、赤の色素は残りやすい傾向があります。そのため、時間と共に黒が先に抜けてしまい、残った赤みが強く見えてくる、というのが赤茶色っぽく変色する主なメカニズムです。
  • 施術の深さ: 色素を皮膚の浅すぎる層に入れると、ターンオーバーによってすぐに色が薄くなってしまいます。逆に、深すぎる層(真皮層)に入れてしまうと、タトゥーと同様に色素が残り続け、色が抜けずに青黒く変色する原因となります。アイラインが青っぽくなるのは、このケースが多いです。
  • 紫外線: 紫外線は色素を劣化させる大きな要因です。日常的に紫外線を浴び続けることで、色素が分解され、変色を早めてしまうことがあります。

 

 色の補正(カラーコレクション)

変色してしまった場合、除去する前に検討できるのが「色の補正」というテクニックです。これは、色彩学の「補色」の原理を応用した修正方法です。補色とは、色相環で正反対に位置する色のことで、混ぜ合わせるとお互いの色を打ち消し合い、無彩色(グレーやブラウン)に近づく性質があります。

 

  • 赤み・オレンジみが強い眉: この場合、補色である「グリーン」や「オリーブ」系の色素を上から重ねて施術します。すると、赤みが打ち消され、自然なブラウンの色調に近づけることができます。
  • 青み・グレーみが強い眉やアイライン: この場合は、補色である「オレンジ」や「イエロー」系の色素を重ねます。これにより、青みが中和され、黒やダークブラウンに見えるように修正することが可能です。

私がこの技術の素晴らしさを実感したのは、あるクライアントの修正事例を見た時でした。

長年オレンジ色に変色した眉に悩み、コンシーラーで隠すのが日課だった方が、オリーブ系の色素で補正しただけで、まるで最初からそうであったかのような、驚くほど自然なアッシュブラウンの眉に生まれ変わったのです。その方の晴れやかな表情は、今でも忘れられません。

 

この色の補正は、元のデザインがある程度しっかり残っている場合に非常に有効な手段です。レーザー除去に比べて肌へのダメージも少なく、費用も抑えられるというメリットがあります。

 

ただし、元の色が濃すぎたり、デザイン自体に問題があったりする場合には、この方法だけでは限界があります。その場合は、次に解説するレーザー除去などを組み合わせた治療が必要になってきます。

 

4. レーザー除去の仕組みと効果、リスク

デザインの修正や色の補正では対応しきれない場合、あるいは、アートメイクを完全になかったことにしたい場合に、最も一般的な選択肢となるのが「レーザー除去」です。美容クリニックなどで広く行われていますが、「痛そう」「傷跡が残らないか心配」といった不安を感じる方も多いでしょう。ここでは、レーザー除去がどのような仕組みで行われ、どんな効果とリスクがあるのかを、正確に理解していきましょう。

 レーザー除去の仕組み

アートメイクのレーザー除去は、特定の波長の光(レーザー)を照射し、皮膚の中にある色素の粒子だけを破壊する、という仕組みです。

  1. レーザーを照射すると、その光エネルギーはターゲットである色素の粒子にのみ吸収されます。
  2. エネルギーを吸収した色素粒子は、瞬間的に熱を帯びて膨張し、非常に細かく粉砕されます。
  3. 粉々になった色素は、もはや大きな塊ではないため、体内の免疫細胞であるマクロファージ(お掃除細胞のようなもの)が「異物(ゴミ)」として認識できるようになります。
  4. マクロファージは、この細かくなった色素をどんどん食べて体外へ排出していきます。

このプロセスを繰り返すことで、皮膚内の色素が徐々に薄くなっていくのです。重要なのは、正常な皮膚組織にはダメージを与えず、色素だけに反応するという点です。これにより、傷跡を残さずに色素だけを取り除くことが可能になります。

 効果と必要な回数

レーザー除去の効果は、アートメイクの色や深さ、使用されている色素の種類によって大きく異なります。

一般的に、黒や濃い茶色といった暗い色の色素はレーザーの光を吸収しやすいため、反応が良く、比較的少ない回数で効果を実感できます。一方で、赤や黄色、そして特に肌色(カモフラージュインク)などの明るい色は、レーザー光を反射してしまいやすいため、反応が悪く、多くの回数が必要になる傾向があります。

 

私が知る限り、平均的な眉のアートメイク除去では、おおよそ3回から5回程度の施術が必要となるケースが多いようです。

ただし、これはあくまで目安であり、色素が深く入っている場合や、複雑な色が使われている場合は、10回以上の施術が必要になることも珍しくありません。施術は一度行うと、肌の回復と色素の排出を待つために、1ヶ月半から2ヶ月程度の間隔を空ける必要があります。

 レーザー除去のリスクと副作用

レーザー除去は非常に効果的な方法ですが、リスクが全くないわけではありません。

  • 痛み: 照射時には、輪ゴムで弾かれるような鋭い痛みを伴います。通常は麻酔クリームを使用しますが、痛みの感じ方には個人差があります。
  • 赤み・腫れ: 施術直後には、照射部位が赤く腫れたり、ヒリヒリしたりします。これは正常な反応で、数日から1週間程度で治まります。
  • 眉毛・まつ毛の変色(白髪化): レーザーが毛のメラニン色素にも反応するため、一時的に眉毛やまつ毛が白くなることがあります。これは一時的なもので、毛が生え変わるサイクル(数ヶ月)と共に元の色に戻ることがほとんどです。
  • 炎症後色素沈着: レーザーの刺激によって、一時的に照射部位がシミのように茶色くなることがあります。特にアジア人の肌質では起こりやすく、通常は半年から1年ほどで自然に薄くなりますが、紫外線対策を怠ると長引くことがあります。
  • やけど・水ぶくれ・瘢痕(傷跡): 極めて稀ですが、レーザーの出力設定が強すぎたり、施術後のケアを怠ったりすると、やけどや水ぶくれ、最悪の場合は傷跡(瘢痕)として残ってしまうリスクもあります。

これらのリスクを最小限に抑えるためには、経験豊富な医師が、適切な診断のもとで、一人ひとりの肌質やアートメイクの状態に合わせたレーザーの種類や出力設定を選択することが、何よりも重要になるのです。

 

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5. 切除や除去液などレーザー以外の除去方法

レーザーがアートメイク除去の第一選択であることが多いのは事実ですが、万能ではありません。レーザーでは除去が難しい特定の色(特に白色や肌色)が含まれている場合や、できるだけ早く除去を完了させたい場合など、状況によってはレーザー以外の方法が選択されることもあります。ここでは、代表的な「切除手術」と「除去液」について、その特徴と適用ケースを解説します。

 切除手術

切除手術は、その名の通り、アートメイクが施されている部分の皮膚を、メスを使って物理的に切り取り、周囲の皮膚を縫い寄せるという外科的な方法です。

  • 適用ケース: この方法が最も適しているのは、眉のアートメイクなどで、比較的小範囲かつ、切除しても不自然な変形が起きにくい部位の場合です。特に、レーザーでは反応しない色素が使われている場合や、皮膚の深い層まで色素が入ってしまっているタトゥーに近い状態の場合に有効です。
  • メリット: 切除手術の最大のメリットは、1回の施術で確実に色素を取り除けることです。レーザーのように何度も通う必要がなく、短期間で除去を完了させることができます。
  • デメリット: デメリットは、必ず線状の傷跡が残ることです。形成外科的な技術で丁寧に縫合するため、時間と共に傷跡は目立ちにくくはなりますが、完全に消えることはありません。そのため、眉毛の中に傷跡を隠せる眉のアートメイクには適用できても、アイラインなど、傷跡が目立ちやすい部位には通常行われません。また、切除できる範囲には限界があり、広範囲のアートメイクには不向きです。

私が見た症例では、眉尻の不要な部分だけをピンポイントで切除し、眉の形を整えるといった使われ方がされていました。傷跡は眉毛に隠れてほとんど分からず、非常に満足度の高い結果となっていました。このように、適用範囲を見極めれば、非常に有効な選択肢となり得ます。

 除去液(リムーバー)

除去液(リムーバー)は、アートメイク施術と同様に、専用の針を使って皮膚に注入することで、体内の色素を化学的に分解し、皮膚の外へ押し出すことを目的とした薬剤です。

 

  • 適用ケース: レーザーが反応しにくい明るい色(白、ベージュ、黄色など)の除去や、レーザー照射が難しい粘膜に近い部分(アイラインのキワなど)の除去に用いられることがあります。
  • メリット: レーザーのように色を選ばないため、理論上はどんな色でも除去できる可能性があります。
  • デメリット: 除去液は、その効果や安全性について、医学的なコンセンサスが十分に得られていないのが現状です。使用する薬剤によっては、強い炎症やアレルギー反応を引き起こしたり、皮膚が硬くなる(瘢痕化)リスクがレーザーよりも高いと考えられています。また、除去のプロセスで皮膚の表面にかさぶたができ、それが剥がれる際に色素が排出されるため、一度で除去できる範囲は非常に狭く、結局何度も施術が必要になることが多いです。

 

正直なところ、私個人の見解としては、除去液による除去はリスク管理が非常に難しく、確実性も低いため、積極的におすすめできる方法とは言えません。

もしこの方法を検討する場合は、そのクリニックがどのような薬剤を使用し、どのようなリスク管理体制を敷いているのかを、徹底的に確認する必要があります。

除去方法の選択は、一つだけが正解というわけではありません。アートメイクの状態、部位、色、そして患者様が何を最も優先するか(期間、傷跡、確実性など)を総合的に判断し、最適な方法を医師と相談して決めることが重要です。

6. 除去にかかる期間と費用の目安

アートメイクの除去や修正を考え始めた時、多くの方が最も気になるのが「一体、いくらくらいかかって、どのくらいの期間が必要なのか?」という現実的な問題でしょう。残念ながら、「誰でも必ずこの金額・期間で終わります」という明確な答えはありません。なぜなら、費用と期間は、アートメイクの状態や除去方法によって大きく変動するからです。ここでは、一般的な目安と考え方についてお伝えします。

 除去にかかる期間の目安

期間を考える上で重要なのは、「施術回数」と「施術間隔」です。

  • レーザー除去の場合:
    • 施術回数: 前述の通り、眉の除去で平均3〜5回程度が目安とされています。色が薄い場合や、比較的新しいアートメイクであれば1〜2回で済むこともありますし、色が濃く深く入っている場合は10回以上かかることもあります。
    • 施術間隔: レーザー照射後は、肌のダメージを回復させ、破壊された色素が体外へ排出されるのを待つ必要があります。そのため、通常は1ヶ月半〜2ヶ月に1回のペースで施術を行います。
    • トータル期間: これらのことから、仮に5回の施術が必要だった場合、トータルでかかる期間は約8ヶ月〜1年程度を見込んでおくのが現実的です。根気のいる治療であることを、あらかじめ理解しておく必要があります。
  • 切除手術の場合:
    • 施術回数: 1回で完了します。
    • トータル期間: 術後、抜糸までに約1週間、その後、傷跡の赤みが引いて落ち着くまでには半年〜1年程度かかりますが、色素自体は手術当日に取り除かれます。

 除去にかかる費用の目安

費用はクリニックによって設定が大きく異なるため、あくまで一般的な相場として捉えてください。

  • レーザー除去の場合:
    • 料金体系: 「1回ごとの支払い」と「複数回セットのコース料金」が設定されていることが多いです。
    • 費用相場:
      • 眉(両側): 1回あたり 3万円〜5万円程度
      • アイライン(両側・上のみ): 1回あたり 2万円〜4万円程度
    • 総額の計算: もし眉の除去に5回かかったとすると、総額は15万円〜25万円程度になる計算です。これに加えて、初診料や麻酔代、薬代などが別途必要になる場合があります。
  • 切除手術の場合:
    • 費用相場: 切除する範囲の長さによって決まることが多く、眉の一部(1cm四方など)で5万円〜10万円程度が目安となります。眉全体となると、より高額になります。
  • 修正(リタッチ)の場合:
    • 既存のデザインへの描き足しや色の補正は、新規のアートメイク施術と同等か、それより少し安価に設定されていることが多く、眉で5万円〜10万円程度が目安です。

 

これは決して安い金額ではありません。だからこそ、クリニック選びは慎重に行う必要があります。安さだけで選んでしまい、結果的に何度も通うことになったり、肌トラブルに見舞われたりしては、元も子もありません。費用と期間、そして得られる結果のバランスを総合的に考え、納得のいく治療計画を立てることが重要です。

 

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7. 除去・修正が上手いクリニックの見分け方

アートメイクの除去や修正は、新規で入れる施術以上に、医師の知識と技術力が結果を大きく左右します。一度失敗して心を痛めているからこそ、次のクリニック選びは絶対に失敗したくないはずです。

では、無数にあるクリニックの中から、本当に信頼できる「上手いクリニック」をどうやって見分ければ良いのでしょうか。長年この業界を見てきた私なりの、具体的なチェックポイントをいくつかご紹介します。

 1. 除去・修正の症例数が豊富か

ウェブサイトやSNSで、そのクリニックが手がけた除去・修正の症例写真が数多く公開されているかを確認しましょう。

重要なのは、単に数が多いだけでなく、自分と似たような状態(色、デザイン、部位)の症例があるかどうかです。

綺麗な結果の写真だけでなく、施術前後の経過を詳細に説明しているクリニックは、より信頼性が高いと言えます。症例は、そのクリニックの実績を雄弁に物語る、何よりの証拠です。

 2. 複数の除去方法を提案できるか

クリニックによっては、「うちはレーザーしかやっていません」というように、特定の治療法しか提供していない場合があります。

しかし、前述の通り、最適な除去方法はアートメイクの状態によって異なります。本当に患者のことを考えているクリニックであれば、レーザー、切除、修正など、複数の選択肢を持っており、それぞれのメリット・デメリットを公平に説明した上で、あなたにとって最適なプランを提案してくれるはずです。「この方法しかない」と一つの治療法を強く勧めるのではなく、あなたの状況に合わせたオーダーメイドの治療を考えてくれる姿勢があるかを見極めましょう。

 

 3. レーザー機器の種類は豊富か

レーザーと一括りに言っても、実は様々な種類があります。特定の色素に効果的な波長を持つ「QスイッチYAGレーザー」や、より短い時間で高いエネルギーを照射できるため肌へのダメージが少なく、タトゥー除去で高い実績を持つ「ピコレーザー」などです。

複数の種類のレーザー機器を導入しているクリニックは、それだけ除去治療に力を入れており、アートメイクの色や深さに応じて最適な機器を使い分けることができます。これにより、より効果的で安全な治療が期待できます。カウンセリング時に、どのような機器を、どういった理由で選ぶのかを質問してみるのも良いでしょう。

 

 4. 医師による丁寧な診察とカウンセリングがあるか

カウンセラー任せではなく、必ず医師が直接あなたの肌とアートメイクの状態を診察し、治療方針を説明してくれることが絶対条件です。その際、ただ治療法を説明するだけでなく、考えられるリスクや副作用、治療後の経過について、あなたが納得するまで時間をかけて丁寧に説明してくれるかどうかが重要です。あなたの不安な気持ちに寄り添い、どんな些細な質問にも真摯に答えてくれる医師であれば、安心して治療を任せられる可能性が高いです。

 

 5. 料金体系が明確か

ウェブサイトやカウンセリングで提示される料金が明確であることも、良いクリニックの条件です。

「施術代一式」といった曖昧な表記ではなく、「施術料」「麻酔代」「薬代」など、何にいくらかかるのかが具体的に示されているかを確認しましょう。後から追加料金を請求されるといったトラブルを避けるためにも、見積もりの段階で総額をはっきりと提示してくれるクリニックを選びましょう。

 

これらのポイントを総合的にチェックし、いくつかのクリニックで実際にカウンセリングを受けて比較検討することが、後悔しないクリニック選びへの最も確実な道筋です。

 

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8. 失敗しないためにカウンセリングで確認すべきこと

これからアートメイクを初めて受けようと考えている方、あるいは、一度失敗したけれど再挑戦したいと考えている方にとって、失敗を未然に防ぐための最も重要な関門が「カウンセリング」です。施術が始まってからでは、もう後戻りはできません。カウンセリングは、単にデザインを決める場ではなく、あなた自身がそのクリニックと施術者を信頼できるかどうかを見極めるための「最終試験」の場なのです。ここでは、カウンセリングで必ず確認すべき、そして質問すべき具体的なポイントをリストアップします。

 施術者の経験と実績について

  • 「あなたのアートメイクの施術歴と、これまでの症例数(特に眉やアイラインなど希望部位)を教えてください」: 経験は技術力に直結します。具体的な数字で確認しましょう。
  • 「あなたの症例写真を見せていただけますか?」: ウェブサイトに掲載されているものだけでなく、様々なパターンの症例写真を見せてもらい、デザインのセンスや仕上がりのクオリティが自分の好みと合っているかを確認します。
  • 「私と似た骨格や肌質の人の症例はありますか?」: 自分に近いケースを見せてもらうことで、仕上がりをより具体的にイメージできます。

 デザインとシミュレーションについて

  • 「どのようにデザインを決めていきますか?」: 黄金比などのテンプレートに当てはめるだけでなく、あなたの骨格、表情筋の動き、顔全体のバランスをきちんと分析してくれるかを確認します。
  • 「実際にメイクで下書きをして、シミュレーションはできますか?」: 必ず、鏡の前で実際にペンシルなどで下書きをしてもらいましょう。座った状態、寝た状態、笑った時、様々な表情でデザインがどう見えるか、ミリ単位で納得がいくまで修正を依頼します。このプロセスを面倒くさがるような施術者は信頼できません。

 色素と安全性について

  • 「使用している色素のメーカー名と、安全性に関するデータ(FDAなどの認可)はありますか?」: 体内に入れるものですから、安全性が担保された高品質な色素を使用しているかは極めて重要です。
  • 「なぜこの色を選ぶのですか?将来的な変色の可能性についても教えてください」: あなたの肌の色(パーソナルカラー)や髪の色を考慮して、なぜその色を提案するのか、論理的な説明を求めましょう。また、変色のリスクについても正直に話してくれるかどうかが、誠実さのバロメーターです。

 施術後の経過とアフターケアについて

  • 「施術後のダウンタイム(腫れや赤み)は、どのくらいの期間続きますか?」: 仕事やプライベートの予定を立てるためにも、リアルな経過を把握しておく必要があります。
  • 「アフターケアの具体的な方法と、注意点を教えてください」: 軟膏の塗り方、洗顔の注意点など、具体的なケア方法を文書などで分かりやすく説明してくれるかを確認します。
  • 「万が一、トラブルが起きた場合の保証やフォロー体制はどうなっていますか?」: 感染症やアレルギーなど、万が一の事態に備えたクリニックの対応体制を確認しておくことは、安心のために不可欠です。

 

私が過去に取材した、アートメイクで何度も成功している方は、カウンセリングに1時間以上かけ、持参した理想の眉の写真を見せながら、納得がいくまで施術者と対話していました。彼女は言いました。「数年間、自分の顔の一部になるものだから、この時間を惜しんだら絶対に後悔する」と。まさにその通りです。

これらの質問を、遠慮せずに投げかけてみてください。その一つ一つに、真摯に、そして明確に答えてくれる施術者こそが、あなたが信頼するに足るパートナーなのです。

 

9. 他院修正を受ける際の注意点

一度目のアートメイクが他院での施術で、その結果に満足できずに修正を希望する場合、これは「他院修正」という、通常よりも難易度の高いケースとなります。新規の施術や、同じクリニックでのリタッチとは、いくつかの点で大きく状況が異なります。修正を成功させるためには、利用者側もいくつかの注意点を理解し、準備しておく必要があります。

 1. 過去の施術情報を正確に伝える

新しく担当する施術者にとって、あなたの皮膚の中にどのような色素が、どのくらいの深さに、いつ入れられたのか、という情報は、治療方針を立てる上で喉から手が出るほど欲しい重要な情報です。しかし、見ただけでは全てを正確に把握することはできません。

 

  • いつ、どこで施術を受けたか
  • 何回リタッチ(修正)を繰り返したか
  • 施術時に、色の希望やデザインについて、どのようなやり取りをしたか
  • (もし分かれば)使用された色素の種類やメーカー

 

これらの情報を、覚えている限り正直に、そして詳細に伝えることが、修正の精度を高めるための第一歩です。特に、過去に除去やカモフラージュ(肌色のインクを入れる)施術を受けた経験がある場合は、その事実を必ず伝えなければなりません。前述の通り、肌色のインクはレーザーに反応して黒く変色するリスクがあるため、この情報があるかないかで、治療計画が全く変わってきてしまうからです。

 2. 修正には限界があることを理解する

他院修正は、いわば「他人が描いた絵の上から、修正を加えてより良い絵に仕上げる」という、非常に高度な作業です。そのため、いくつかの制約が伴います。

  • 元のデザインが濃く、太く残っている場合: この場合、修正でできることは限られます。例えば、非常に太い眉を、細く華奢な眉に修正することは不可能です。まずはレーザーである程度色を薄くしてからでないと、デザイン修正に着手できないケースも少なくありません。
  • 色素が深すぎる層に入っている場合: タトゥーのように真皮層まで色素が入ってしまっていると、新しい色素を入れても綺麗に発色しなかったり、色が混ざって濁って見えたりすることがあります。

私が以前話を聞いた修正専門のアーティストは、「他院修正は、ゼロから描くより何倍も神経を使うし、100点満点の仕上がりを約束するのが難しい場合もある。

だからこそ、カウンセリングで『できること』と『できないこと』を正直に話すようにしている」と語っていました。修正には限界があること、そして理想のデザインにするためには、除去のプロセスが必要になる可能性があることを、あらかじめ理解しておくことが、過度な期待による失望を防ぐために重要です。

 3. 費用や期間が通常よりかかる可能性

上記のような理由から、他院修正は通常よりも複雑な工程を要することが多くなります。レーザー除去を数回行ってから修正の施術に入る、といったステップが必要になれば、その分、費用も期間も新規の施術より多くかかることを覚悟しておく必要があります。

他院修正は、利用者と新しい施術者との、強固な信頼関係の上に成り立つ共同作業です。過去の情報を包み隠さず提供し、修正の限界を理解した上で、現実的なゴールを共有すること。これが、困難な状況から満足のいく結果を導き出すための、最も大切な鍵となります。

 

10. 再施術を成功させるためのポイント

一度除去や修正を経て、再度アートメイクに挑戦する、あるいは、これまでの情報を踏まえて初めてのアートメイクに臨む。どちらのケースであっても、その目的は一つ、「今度こそ、理想のアートメイクを手に入れて成功させる」ことでしょう。

失敗という痛みを経験したからこそ、あるいは、失敗のリスクを学んだからこそ、次に打つべき手はより慎重に、そして確実なものでなくてはなりません。最後に、再施術を成功へと導くための、最も重要なポイントを改めて整理します。

 1. 焦らず、完璧な「土台」を作る

特に一度除去を経験した方に伝えたいのは、「焦らないでください」ということです。

レーザー除去後の肌は、見た目には治っているようでも、皮膚の内部ではまだデリケートな状態が続いています。色素が完全に抜けきる前に、あるいは肌のターンオーバーが正常な状態に戻る前に次の施術を急いでしまうと、新しい色素が綺麗に定着しなかったり、肌トラブルの原因になったりします。

除去を担当した医師から「もう次の施術をしても大丈夫ですよ」という許可が正式に出るまで、じっくりと待つ。この「待つ勇気」が、次の成功のための完璧なキャンバス(土台)を準備することにつながります。除去から再施術までは、最低でも半年から1年程度の間隔を空けるくらいの、長期的な計画を立てることが賢明です。

 2. クリニック・施術者選びを「再起動」する

過去の経験は、一旦リセットし、まっさらな気持ちでクリニックと施術者を選び直しましょう。7章で解説した「上手いクリニックの見分け方」のポイントを、もう一度、今度はさらに厳しい目でチェックしていきます。

  • 症例の「質」を徹底的に吟味する: 数だけでなく、一つ一つの症例のデザイン性、色の自然さ、肌へのなじみ具合などを、自分の美的感覚と照らし合わせながら、細かく分析します。
  • カウンセリングでの対話を何よりも重視する: 8章のチェックリストを手に、あなたの理想と不安を全てぶつけてください。あなたの言葉に真摯に耳を傾け、プロとしてのリスクと可能性を正直に語り、あなた以上にあなたの顔と向き合ってくれる。そんな「パートナー」と呼べる施術者を見つけ出すことが、成功の9割を決めると言っても過言ではありません。前回の失敗がコミュニケーション不足にあったと感じるなら、なおさらです。

 3. 「今の自分」に似合うデザインを追求する

人の好みや流行、そして顔つきそのものも、時間と共に変化します。数年前に理想としていたデザインが、必ずしも「今の自分」に似合うとは限りません。

過去の失敗デザインに囚われたり、「以前はこうだったから」という固定観念に縛られたりせず、現在の自分の骨格、肌の色、ライフスタイル、そしてなりたい未来の自分像を基に、改めてデザインを考えましょう。

 

私が成功事例として記憶しているある方は、一度除去した後に、以前より少しだけアーチを緩やかにし、色もワントーン明るいものを選びました。たったそれだけの変化でしたが、彼女の表情は驚くほど柔らかく、若々しい印象に変わりました。彼女は、「失敗したからこそ、本当に自分に似合うものが分かった」と笑っていました。

 

失敗は、決して無駄な経験ではありません。それは、次に成功するための、最も価値のある学習の機会なのです。正しい知識を武器に、慎重な準備を重ね、心から信頼できるパートナーを見つけることができれば、アートメイクはあなたの魅力を最大限に引き出し、日々の生活に自信と輝きを与えてくれる、最高のツールとなり得るはずです。

 

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鏡を見るのが楽しみになる、その日のために

アートメイクの失敗という経験は、鏡を見るたびに心を曇らせ、時には自己肯定感さえも奪ってしまう、深く、そして辛いものです。

毎日コンシーラーで隠し続ける手間と精神的な負担、人に会うことへのためらい。その苦しみから一刻も早く解放されたいと願うのは、至極当然のことです。

 

しかし、今回お伝えしてきたように、あなたのその悩みには、必ず解決策が存在します。変色してしまった色は補正で蘇らせることができ、気に入らないデザインは修正で理想に近づけることができ、そして、どうしても受け入れられないものは、レーザー治療で時間をかけて消していくことが可能です。

大切なのは、一人で抱え込まず、正しい情報に基づいて、信頼できる専門家を探し出す勇気を持つことです。

除去や修正への道は、決して平坦ではなく、時間も費用も、そして精神的なエネルギーも必要となります。ですが、その道のりの先には、コンプレックスから解放され、心からの笑顔で鏡の前に立てる未来が待っています。失敗という経験は、あなたをより賢く、より慎重にさせ、次の一歩をより確かなものにするための、貴重な糧となったはずです。

 

この記事が、暗闇の中で出口を探しているあなたの足元を照らす、小さな灯火となることを心から願っています。あなたの顔に刻まれた後悔の跡が、自信に満ちた輝きへと変わるその日まで、焦らず、諦めず、あなたにとっての最善の道を一歩ずつ歩んでいってください。

 

美容医療は 「自己肯定感を高めるための選択肢のひとつ」 という信念の もと、一人ひとりの美しさと真摯に向き合う診療スタイルを貫いています。現在は、アジアの美容外科医との技術交流や教育にも力を入れ、国際的なネットワークづくりにも取り組んでいます。

  • <所属学会>

  • 日本美容外科学会JSAS

  • 日本美容外科学会JSASPS

  • 日本形成外科学会

  • 乳房オンコプラスティック

  • <資格>

  • 日本外科学会専門医

  • コンデンスリッチファット療法認定医

  • Total Definer by Alfredo Hoyos 認定医

  • VASER Lipo 認定医

  • RIBXCAR 認定医

【監修医師】

Casa de GRACIA GINZA / GRACIA Clinic 理事長 美容外科医・医学博士 樋口 隆男 Takao Higuchi

18年間にわたり呼吸器外科医として臨床に携わり、 オーストラリアの肺移植チームでの勤務経験も持つ。外科医としての豊富な経験を土台に、10年前に美容外科へ転向。現在は東京・銀座と福岡に美容クリニックを展開し、これまでに10,000例以上の脂肪吸引、4,000例を超える豊胸手術を手がけている。特にベイザー脂肪吸引、ハイブリッド豊胸、脂肪注入豊尻、肋骨リモデリング(RIBXCAR)、タミータック、乳房吊り上げなどのボディデザインを得意とし、自然で美しいシルエットづくりに国内外から定評がある。