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2025.8.28
初めての糸リフトで後悔しない!効果・費用・ダウンタイムの全知識

メスを入れる本格的な手術には抵抗があるけれど、年齢と共に気になるフェイスラインのもたつきや、深くなるほうれい線を、どうにかしたい。そんな切実な悩みに応える治療法として、絶大な人気を誇るのが「糸リフト(スレッドリフト)」です。切らずにリフトアップが叶うという手軽さから、美容医療の入門としても選ばれることが多いこの施術。しかし、その手軽さの裏には、知っておくべき多くの知識があります。

どのような仕組みでリフトアップするのか、効果はいつまで続くのか、そして、誰もが不安に思うダウンタイムや失敗のリスクは?安易な決断は、「思ったような効果がなかった」「不自然な引きつれが起きた」といった後悔に繋がりかねません。

この記事では、あなたが初めての糸リフトで後悔することなく、理想の自分に近づくために必要な知識のすべてを、専門的な観点から網羅的かつ徹底的に解説します。施術の基本から、リアルな経過、そして最も重要なクリニック選びの秘訣まで。この記事を読み終えた時、あなたは糸リフトへの漠然とした不安から解放され、自信を持って次の一歩を踏み出すことができるでしょう。

 

1. 糸リフトとは?切らずにたるみを引き上げる仕組み

糸リフト(スレッドリフト)は、その名の通り、医療用の特殊な糸を皮膚の下(皮下組織)に挿入し、たるみを物理的に引き上げる治療法です。「切らないフェイスリフト」とも呼ばれ、メスを使った外科手術に比べて、身体への負担やダウンタイムが大幅に軽減されるのが最大の特徴です。そのリフトアップ効果は、主に2つのメカニズムによってもたらされます。

メカニズム1:糸の「コグ(棘)」による物理的なリフトアップ

糸リフトで使用される糸には、「コグ」や「バーブ」と呼ばれる、小さな棘(とげ)のようなものが付いています。施術では、このコグ付きの糸を、こめかみや頭皮といった目立たない部分から、カニューレ(先端の丸い針)やニードル(注射針)を使って皮下組織に挿入します。

挿入された糸のコグは、皮下脂肪やSMAS(スマス)筋膜といった組織に、まるでマジックテープのようにしっかりと引っかかります。そして、糸を引き上げることで、コグに引っかかった組織ごと、たるみを重力に逆らう方向へ物理的に持ち上げるのです。これが、施術直後から実感できる、即時的なリフトアップ効果の正体です。この「引っかけて持ち上げる」というシンプルな原理こそが、糸リフトの根幹をなす仕組みです。

メカニズム2:糸周辺の「コラーゲン生成」による肌の引き締め効果

糸リフトの効果は、物理的なリフトアップだけではありません。むしろ、長期的な美肌効果という観点では、こちらのメカニズムが非常に重要になります。

体内に挿入された糸は、身体にとっては「異物」です。そのため、身体は糸を修復しようとする創傷治癒反応(そうしょうちゆはんのう)を起こします。この過程で、糸の周囲にコラーゲンやエラスチンといった、肌のハリや弾力を司る線維芽細胞が大量に生成されます。

糸の周りに、コラーゲンでできた丈夫なトンネルが形成されるようなイメージです。このコラーゲンの増生により、以下のような二次的な効果がもたらされます。

  • 肌のハリ・弾力アップ: 肌全体が内側から引き締まり、ふっくらとしたハリ感が生まれます。
  • 肌質の改善: キメが整い、肌にツヤが出ます。
  • リフトアップ効果の持続: 挿入した糸が、将来的に体内で溶けて吸収された後も、生成されたコラーゲン線維がしばらくの間、肌の土台を支え続けてくれます。

つまり、糸リフトは「物理的に引き上げる力」「肌自らが美しくなろうとする力を引き出す力」という、2つのアプローチで、たるみに立ち向かう治療法なのです。

糸の種類と素材

使用される糸には、様々な種類があり、素材によって体内で吸収されるまでの期間や特性が異なります。

  • PDO (ポリジオキサノン): 最も一般的で、多くの実績がある素材。約6ヶ月〜1年で吸収されます。柔軟性があり、様々な部位に使用しやすいのが特徴です。
  • PCL (ポリカプロラクトン): 約2〜3年かけてゆっくりと吸収される、持続期間の長い素材。しなやかで柔らかく、長期的なコラーゲン生成効果が期待できます。
  • PLLA (ポリ乳酸): 約1年半〜2年で吸収されます。硬めの素材で、しっかりと引き上げる力に優れていますが、その分、高度な挿入技術が求められます。

カウンセリングでは、医師があなたのたるみの状態や肌質、そして目指すゴールに合わせて、最適な種類の糸を選択・提案してくれます。

 

2. 期待できる効果は?リフトアップと肌質改善

糸リフトは、単にたるみを引き上げるだけの治療ではありません。即時的なリフトアップ効果と、時間をかけて現れる肌質改善効果という、二段階の恩恵を受けられるのが大きな魅力です。ここでは、糸リフトによって具体的にどのような変化が期待できるのかを、詳しく見ていきましょう。

即時的なリフトアップ効果

施術の最大の目的であり、直後から実感できるのが、物理的なリフトアップ効果です。コグ(棘)のついた糸が皮下組織をしっかりと掴み、引き上げることで、加齢や重力によって下がってしまった顔のパーツを、本来あるべき若い頃の位置へと近づけます。

  • フェイスラインのもたつき改善: 最も効果を実感しやすい部位の一つです。ぼやけていた顎のラインがシャープになり、すっきりとしたVラインが形成されます。これにより、顔が引き締まって見え、小顔効果も期待できます。
  • 頬の位置が高くなる: たるんで下がってしまった頬(メーラーファット)を、高い位置に持ち上げることで、若々しく立体的な顔立ちになります。頬の位置が上がることで、ゴルゴライン(目の下の凹み)が目立ちにくくなる効果もあります。
  • ほうれい線の改善: 頬のたるみを引き上げることで、頬の重みで深くなっていたほうれい線が、根本から浅くなります。
  • マリオネットラインの改善: 口角の下から顎にかけて伸びるマリオネットラインも、フェイスライン全体のたるみを引き上げることで改善され、不機嫌そうな印象が和らぎます。
  • 眉や目尻のリフトアップ: こめかみ付近から糸を挿入することで、下がってきた眉や目尻を引き上げ、ぱっちりとした明るい目元を演出することも可能です。

これらの効果は、糸の物理的な力によるものなので、施術が終わって鏡を見た瞬間から、その変化に気づくことができるでしょう。

中長期的な肌質改善(スキンリジュビネーション)効果

糸リフトのもう一つの重要な効果が、糸が挿入されたことによる創傷治癒反応を利用した、肌質の根本的な改善です。これは施術後1ヶ月頃から徐々に現れ始め、数ヶ月かけてピークに達します。

  • ハリ・弾力の向上: 糸の周囲にコラーゲンやエラスチンが生成されることで、肌の密度が高まり、内側から押し返すような弾力が生まれます。肌全体が引き締まり、触った時の感触がもっちりと変わってくるのが実感できます。
  • ツヤ感・キメの改善: コラーゲンの増生は、肌の保水力を高め、キメを整える効果もあります。肌が潤いに満ち、表面が滑らかになることで、内側から輝くようなツヤが生まれます。化粧ノリが格段に良くなった、と感じる方が多いのもこのためです。
  • 毛穴の引き締め: 肌にハリが生まれることで、たるみによって涙型に開いてしまった「たるみ毛穴」が、引き締まって目立ちにくくなる効果も期待できます。
  • 小ジワの改善: 肌全体の密度が高まることで、目元や口元の乾燥小ジワが改善され、若々しい印象を与えます。

このように、糸リフトは、施術直後の見た目の変化だけでなく、肌そのものを若返らせる「スキンリジュビネーション(肌再生)」治療としての側面も持ち合わせています。糸が溶けて吸収された後も、この肌質改善効果はしばらく持続するため、長期的なエイジングケアとしても非常に有効な手段と言えるのです。

 

3. ほうれい線やフェイスラインへのアプローチ

糸リフトを希望する方の悩みの中でも、特に多いのが「ほうれい線」と「フェイスラインのもたつき(ジョールファット)」です。これらは、加齢によるたるみのサインが最も顕著に現れる部位であり、糸リフトがその真価を発揮するターゲットでもあります。ここでは、これらの悩みに糸リフトがどのようにアプローチし、効果をもたらすのかを具体的に解説します。

ほうれい線へのアプローチ:「原因」を持ち上げる根本治療

多くの人が、ほうれい線を「シワ」の一種だと考えていますが、その主な原因は、シワそのものではなく、「頬の脂肪(メーラーファット)の下垂」にあります。年齢と共に、頬の脂肪を支えている靭帯(リガメント)やSMAS筋膜が緩むことで、頬全体が重力に負けて下がり、その結果として、口元との境界線に深い溝、すなわちほうれい線が刻まれてしまうのです。

ヒアルロン酸注入が、溝を直接埋めて浅くする「対症療法」的なアプローチであるのに対し、糸リフトは、ほうれい線の原因となっている「下がった頬の脂肪」そのものを、糸の力で元の高い位置に引き上げます

  • 具体的な施術:
    • ほうれい線に直接糸を入れるのではなく、こめかみや側頭部といった、より上方から頬に向かって糸を挿入します。
    • 挿入された糸のコグ(棘)が、下がってしまった頬の脂肪組織をしっかりとキャッチします。
    • そして、糸を引き上げることで、頬全体がリフトアップされ、それに伴ってほうれい線が根本から浅くなるのです。

このアプローチにより、ほうれい線が改善されるだけでなく、頬の位置が高くなることで、顔全体が若々しく、立体的な印象に変わります。まさしく、原因にアプローチする根本的な治療法と言えるでしょう。

フェイスライン(ジョールファット)へのアプローチ:「Vライン」を形成する輪郭矯正

フェイスラインがぼやけ、口横にぽっこりとしたたるみ(ジョールファット)が現れると、顔が大きく見えたり、老けた印象を与えたりする原因となります。これも、頬から口角周りの脂肪や皮膚が、重力によって下垂することで生じます。糸リフトは、このフェイスラインのもたつきに対して、非常に高い効果を発揮します。

  • 具体的な施術:
    • 耳の前や、もみあげの中など、目立たない部分から、フェイスラインに沿って顎先に向かって複数の糸を挿入します。
    • 糸のコグが、ジョールファットを含む、たるんだ皮下組織を広範囲にわたって捉えます。
    • 糸を斜め上方に引き上げることで、もたついたフェイスラインがシャープに整い、すっきりとしたVラインが形成されます。

この施術により、以下のような複合的な効果が期待できます。

  • 小顔効果: フェイスラインが引き締まることで、顔の面積が小さく見えます。
  • マリオネットラインの改善: フェイスライン全体のたるみが改善されることで、口角下のマリオネットラインも同時に浅くなります。
  • 首との境界線が明確に: 顎下のたるみも引き上げられるため、首との境界線がはっきりとし、横顔のシルエットが美しくなります。

このように、糸リフトは、気になる部分だけをピンポイントで治療するのではなく、たるみの原因となっている組織を、解剖学的に正しい位置へリフトアップさせることで、顔全体のバランスを整え、自然で若々しい印象を取り戻すための、非常に効果的な治療法なのです。

4. 知っておきたいメリットとデメリット

糸リフトは、多くの魅力を持つ一方で、外科的な処置である以上、必ずデメリットやリスクも存在します。施術を決断する前には、これらの良い面と悪い面の両方を正しく理解し、ご自身の希望やライフスタイルと照らし合わせて、冷静に判断することが極めて重要です。

糸リフトの5つの主なメリット

  1. 【低侵襲】メスを使わず、傷跡がほとんど残らない
    • 糸リフトの最大のメリットは、メスを使わない「低侵襲」な治療である点です。糸を挿入するための針穴は、髪の生え際やこめかみなど、ほとんど目立たない場所に数ヶ所できるだけ。これらの針穴は時間と共にかさぶたになり、最終的にはほとんど分からなくなります。本格的なフェイスリフト手術のように、大きな切開や長い傷跡が残る心配がありません。
  2. 【即効性】施術直後からリフトアップ効果を実感できる
    • 糸の物理的な力でたるみを引き上げるため、施術が終わった直後から、フェイスラインがシャープになったり、ほうれい線が浅くなったりといった変化を実感できます。大切なイベントを控えているなど、すぐに結果を出したい方にとっては大きな魅力です。
  3. 【短いダウンタイム】日常生活への復帰が早い
    • 切開を伴わないため、術後の腫れや痛みが比較的少なく、回復期間(ダウンタイム)が短いのが特徴です。個人差はありますが、多くの場合、週末の休みを利用して施術を受け、週明けから仕事に復帰することも可能です。
  4. 【複合効果】リフトアップと美肌効果を同時に得られる
    • 物理的なリフトアップ効果に加え、糸の刺激によるコラーゲン生成が促進されるため、肌のハリやツヤ、弾力アップといった「肌質改善効果」も同時に期待できます。たるみを引き上げるだけでなく、肌そのものを若返らせる、一石二鳥の治療法です。
  5. 【安全性】体内で溶ける安全な糸を使用
    • 現在主流の糸リフトでは、PDOやPCLといった、外科手術の縫合などでも長年使用されてきた、安全性の高い「吸収性」の糸が用いられます。これらの糸は、一定期間が経過すると、体内で完全に分解・吸収されるため、異物が残り続ける心配がありません。

事前に覚悟しておくべき4つのデメリット

  1. 【持続期間】効果は永久ではない
    • 糸リフトの効果は、残念ながら永久ではありません。糸の種類や本数、個人の体質によって異なりますが、効果の持続期間は、一般的に1年〜2年程度が目安です。効果を維持するためには、定期的にメンテナンス(追加の施術)が必要になります。
  2. 【効果の限界】劇的な変化は望めない
    • 糸リフトは、あくまで「たるみの引き上げ」治療であり、余分な皮膚を切除するわけではありません。そのため、たるみが非常に強い方の場合、本格的なフェイスリフト手術ほどの劇的な変化は期待できません。あくまで、数年前の自分に戻るような、自然な変化を目指す治療法と理解することが重要です。
  3. 【副作用・リスク】痛み、腫れ、引きつれなどが起こる可能性
    • ダウンタイムが短いとはいえ、ゼロではありません。術後には、痛み、腫れ、内出血、そして肌の表面が凸凹したり、引きつれ感(ひきつれ感)が出たりする可能性があります。これらの症状のほとんどは、時間と共に改善しますが、稀に長引くこともあります。また、感染症や、糸が皮膚から露出するといったリスクもゼロではありません。
  4. 【技術依存性】施術者の技術力によって結果が大きく左右される
    • 糸リフトは、どの医師がやっても同じ結果になるわけではありません。仕上がりの美しさと安全性は、施術者の技術力、経験、そして美的センスに大きく依存します。不適切な層に糸を挿入したり、引き上げる力の調整を誤ったりすると、効果が全く出ないばかりか、不自然な仕上がりや、長期的な痛みの原因になることもあります。信頼できる医師選びが、何よりも重要です。

これらのメリットとデメリットを十分に比較検討し、ご自身が何を優先し、どこまで許容できるのかを明確にした上で、施術に臨むことが後悔しないための鍵となります。

 

5. 糸リフトのダウンタイムはどのくらい?リアルな経過

糸リフトを検討する上で、多くの方が最も気になるのが「ダウンタイム」でしょう。「どのくらい腫れるの?」「仕事は何日休めばいい?」「周りにバレない?」といった不安は尽きません。ここでは、施術当日から完成までの、一般的なダウンタイムのリアルな経過を時系列で詳しく解説します。個人差はありますが、大まかな流れを知っておくことで、心の準備ができ、安心して回復期間を過ごすことができます。

施術当日〜3日目:腫れ・痛み・違和感のピーク

  • 状態: 施術直後は、麻酔の影響もあり、少し腫れぼったい感覚があります。麻酔が切れてくると、ジンジンとした痛みや、顔が内側から引っ張られるような、強い「引きつれ感」が出てきます。これが、痛みと腫れのピークです。
  • 見た目: 顔全体が少しむくんだように見えます。糸を挿入した部分(こめかみなど)や、コグがしっかりかかっている頬あたりに、内出血が紫色や黄色く現れることもあります。
  • 生活:
    • 食事: 口を大きく開けると痛みや違和感があるため、ゼリーやスープ、うどんなど、あまり咀嚼を必要としない、柔らかい食事が推奨されます。
    • 洗顔・メイク: 施術当日は、洗顔やメイクは避けるのが無難です。翌日からは、針穴を避け、優しくであれば可能な場合が多いですが、クリニックの指示に従ってください。
    • 仕事: 人と会う仕事の場合、腫れや内出血が気になる可能性があるため、2〜3日程度は休みを取っておくと安心です。

施術後4日目〜1週間:大きな腫れが引き、徐々に日常へ

  • 状態: 強い痛みや腫れは、この時期になるとかなり落ち着いてきます。ただし、笑ったり、あくびをしたりと、表情を大きく動かした時に、ピリッとした痛みや、引きつれ感がまだ残っています。
  • 見た目: 大きな腫れは引いてきますが、まだ若干のむくみ感は残ります。内出血は、徐々に黄色っぽく変化し、薄くなっていきます。この頃から、肌の表面に、糸のラインに沿った軽い凹凸(ディンプル)や、えくぼのような窪みが現れることがあります。これは、糸が組織に馴染んでいく過程で起こる現象で、ほとんどの場合、時間と共に自然に改善します。
  • 生活:
    • 食事: 通常の食事に戻せますが、硬いものや、大きく口を開ける必要があるものは、まだ避けた方が無難です。
    • 仕事: デスクワークなど、身体的な負担が少ない仕事であれば、問題なく復帰できるでしょう。マスクをすれば、むくみや内出血もほとんど気になりません。
    • 運動: 軽いウォーキング程度は可能ですが、血行が良くなる激しい運動や、長風呂、サウナはまだ控えましょう。

施術後2週間〜1ヶ月:違和感がなくなり、完成形へ

  • 状態: この頃になると、日常生活で痛みや引きつれ感を感じることは、ほとんどなくなります。肌表面の凹凸も、徐々に滑らかに馴染んできます。
  • 見た目: 腫れや内出血は、ほぼ完全に消失します。リフトアップ効果が安定し、フェイスラインがすっきりと整ってくるのが、はっきりと実感できる時期です。
  • 生活:
    • ほとんど全ての生活上の制限が解除されます。
    • 歯科治療や、顔をうつ伏せにするようなマッサージなど、顔に強い圧力がかかる行為は、念のため1ヶ月程度は避けるように指示されることが多いです。

施術後1ヶ月〜3ヶ月:肌質の変化と本当の完成

  • 状態: 物理的なリフトアップ効果に加え、糸の刺激によるコラーゲン生成が活発になり、肌の内側からの変化が現れ始めます。
  • 見た目: 肌にハリとツヤが出て、キメが整ってきます。この肌質改善効果も含めて、糸リフトの最終的な完成形となるのは、施術後3ヶ月頃と言えるでしょう。

ダウンタイムの程度や期間には個人差がありますが、大きな腫れや痛みが続くのは最初の1週間程度、と捉えておくと良いでしょう。長期休暇が取れない方でも、週末を利用して施術を受けることが可能な、比較的負担の少ない治療法と言えます。

 

6. 失敗しないクリニック選びの5つのポイント

糸リフトの満足度は、施術を担当する医師の技術力と経験、そして美的センスに99%依存すると言っても過言ではありません。価格の安さや、派手な広告、知名度だけで安易にクリニックを選んでしまうと、「効果がなかった」「不自然な顔になった」といった、取り返しのつかない後悔に繋がります。ここでは、あなたの大切な顔を安心して任せられる、信頼できるクリニックと医師を見極めるための、5つの重要なポイントを解説します。

ポイント1:医師の圧倒的な経験と解剖学への深い理解

糸リフトは、ただ糸を入れれば良いという単純な施術ではありません。顔のどの層に、どの方向に、どのくらいの深さで糸を挿入するかを、解剖学的な構造に基づいて判断する、非常に繊細な技術が求められます。

  • 症例数の確認: その医師が、これまでにどれだけの糸リフトの症例を経験してきたか。特に、あなたが希望する部位(フェイスライン、ほうれい線など)の経験が豊富かは、必ず確認すべきです。
  • 解剖学の知識: カウンセリングの際に、顔の筋肉や脂肪、神経、血管の走行を理解した上で、なぜそのデザインを提案するのかを、論理的に説明できる医師は信頼できます。

ポイント2:カウンセリングの質と誠実さ

カウンセリングは、あなたの希望と医師の提案をすり合わせる、最も重要な時間です。その質が、クリニックの姿勢を映し出します。

  • 医師自らが担当するか: カウンセラー任せにせず、必ず執刀する医師本人が、あなたの顔を直接診察し、十分な時間をかけてカウンセリングを行ってくれるクリニックを選びましょう。
  • メリットとデメリットの両方を説明するか: 良いことばかりを並べるのではなく、起こりうる全ての副作用やリスク、そして効果の限界についても、ごまかさずに誠実に説明してくれる医師は、信頼に値します。
  • あなたの話に耳を傾けるか: あなたの悩みや不安を親身に聞き、一方的な提案ではなく、対話を通じて一緒にゴールを目指してくれる姿勢があるかを見極めましょう。

ポイント3:美的センスとデザインの方向性の一致

技術力と同様に、医師の持つ「美的センス」が、あなたの理想と合致しているかは、非常に重要です。

  • 症例写真の徹底的な確認: その医師が手がけた症例写真をたくさん見せてもらいましょう。その仕上がりが、あなたが「美しい」と感じるものか、あなたの目指すデザインの方向性(ナチュラルなのか、華やかなのか等)と一致しているかを慎重に判断してください。自分と似た骨格や、たるみの状態の症例を見せてもらうのが理想です。

ポイント4:使用する糸の種類と安全性へのこだわり

使用する糸の種類や、安全性への配慮も、クリニックの質を測る上で重要な指標です。

  • 糸の種類: あなたの悩みに合わせて、複数の種類の糸(PDO, PCLなど)の中から、最適なものを提案してくれるか。1種類の糸しか扱っていない場合、それがあなたの状態に最適とは限りません。
  • 安全性: 使用する糸が、国の承認を得た、あるいは安全性のエビデンスが確立されたものであるか。また、衛生管理(器具の滅菌など)が徹底されているかを、カウンセリングで確認しましょう。

ポイント5:アフターフォローと料金の透明性

施術して終わり、ではありません。施術後の経過をしっかりと見てくれる、責任感のあるクリニックを選びましょう。

  • アフターフォロー: 術後の検診のスケジュールや、万が一、痛みや引きつれが長引いた場合の対応、トラブル発生時の連絡体制などが明確になっているかを確認します。
  • 料金の透明性: カウンセリングの際に、糸の本数に応じた料金、麻酔代、薬代など、全ての費用を含んだ総額の見積もりを書面で明確に提示してくれるクリニックを選びましょう。「追加料金は一切かかりません」と明言してくれると、より安心です。

これらのポイントを基に、最低でも2〜3ヶ所のクリニックでカウンセリングを受け、比較検討することが、最高のパートナーを見つけるための、最も確実な方法です。

7. 糸リフトの費用相場と本数の関係

糸リフトは自由診療であり、保険が適用されないため、その費用は全額自己負担となります。そして、費用はクリニックによって大きく異なり、初めての方にとっては、提示された金額が適正なのかどうか、判断が難しいかもしれません。ここでは、糸リフトの費用を決定する主な要因と、一般的な相場観について解説します。

費用を決定する3大要素

糸リフトの総額は、主に以下の3つの要素の組み合わせで決まります。

  1. 糸の本数:
    • これが、費用を決定する最も大きな要因です。当然ながら、使用する糸の本数が多くなればなるほど、費用は高くなります。
    • たるみの程度が軽い方や、予防的に少しだけ引き上げたいという場合は、片側2〜3本(両側で4〜6本)程度でも効果が期待できます。
    • フェイスライン全体のもたつきや、中程度のたるみをしっかりと引き上げたい場合は、片側5本以上(両側で10本以上)の糸が必要になることが一般的です。
    • 重要なのは、「安く済ませたいから」という理由で、必要な本数よりも少なくするのは避けるべき、という点です。不十分な本数では、満足のいくリフトアップ効果が得られなかったり、効果の持続期間が極端に短くなったりと、結果的にコストパフォーマンスが悪くなってしまう可能性があります。
  2. 糸の種類:
    • 前述の通り、糸にはPDO, PCL, PLLAといった様々な素材や、コグ(棘)の形状が異なる多種多様な製品が存在します。
    • 一般的に、持続期間が長く、コラーゲン生成能力が高いとされるPCLやPLLA製の糸や、特殊な形状を持つ最新の糸は、最もスタンダードなPDO製の糸に比べて、1本あたりの単価が高く設定されています。
    • そのため、同じ本数でも、どの種類の糸を使用するかによって、総額は変動します。
  3. クリニックの技術料・諸経費:
    • 費用には、糸そのものの原価だけでなく、医師の技術料、麻酔代、薬代、診察料といった諸経費が含まれます。
    • 経験豊富で、高い技術を持つ著名な医師が施術を行う場合や、都心の一等地にあり、最新の設備を整えているクリニックでは、技術料が高く設定される傾向があります。これは、安全性と質の高さを担保するための対価と考えることができます。

一般的な費用相場

上記の要素を考慮した上で、糸リフトの一般的な費用相場は以下の通りです。

  • 1本あたりの価格: 3万円 〜 10万円
  • 両側での総額(6本〜10本程度の場合): 20万円 〜 60万円

これはあくまで目安であり、クリニックや使用する糸、本数によって大きく変動します。

料金体系の注意点

カウンセリングで費用を確認する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 表示価格に含まれるもの: ホームページなどに表示されている価格が、糸1本あたりの値段なのか、あるいはカウンセリング料や麻酔代など、全て込みの価格なのかを明確に確認しましょう。
  • モニター価格: 症例写真の提供などを条件に、通常よりも安い価格で施術を受けられるモニター制度を設けているクリニックもあります。ただし、写真使用の範囲や条件などを十分に確認し、納得した上で選択する必要があります。

「安かろう悪かろう」は、美容医療において最も避けるべき考え方です。費用は、医師の技術、使用する糸の品質、そして安全性への投資です。価格だけで判断せず、カウンセリングの内容や、医師の信頼性といった、総合的な価値で判断することが、後悔しないための賢明な選択と言えるでしょう。

 

8. カウンセリングで必ず確認すべき質問リスト

カウンセリングは、あなたの運命を左右すると言っても過言ではない、最も重要な時間です。受け身の姿勢で医師の説明を聞くだけでなく、あなた自身が主体的に質問し、全ての疑問や不安を解消することが、施術の成功、そして満足度に直結します。ここでは、カウンセリングに臨む際に、これだけは必ず確認してほしいという「質問リスト」を用意しました。このリストを手に、医師との対話に臨んでください。

【技術と経験について】

  • 質問1:「先生ご自身の、糸リフトの執刀経験は何件くらいありますか?特に私が希望する〇〇(フェイスラインなど)の経験は豊富ですか?」
    • 医師の経験値を客観的に把握するための、最も基本的な質問です。
  • 質問2:「先生が最も得意とするデザインや、施術において最もこだわっているポイントは何ですか?」
    • この質問への答えに、その医師の美的センスや哲学が表れます。あなたの理想と合致しているかを確認しましょう。

【デザインと仕上がりについて】

  • 質問4:「私の顔の骨格やたるみの場合、何という種類の糸を、左右それぞれ何本くらい、どの方向に入れるのがベストだとお考えですか?その理由も教えてください。」
    • なぜそのデザインを提案するのか、その医学的・美学的根拠を、具体的に説明してもらいましょう。
  • 質問5:「その施術で、どのような変化が期待できますか?また、逆に、改善が難しい限界点はどこですか?」
    • realisticなゴールを設定するために、期待できる効果と、できないことを明確にしておくことが重要です。
  • 質問6:「私と似たような悩みや骨格の方の症例写真を見せていただくことは可能ですか?」
    • 仕上がりイメージを、より具体的に共有するための、最も効果的な方法です。

【安全性とリスクについて】

  • 質問7:「この施術で考えられる、全ての副作用や合併症について、具体的に教えてください。(痛み、腫れ、内出血、引きつれ、凹凸、感染症など)」
    • リスクを曖昧にせず、一つ一つの事象について、正直に説明してくれる医師は信頼できます。
  • 質問8:「万が一、仕上がりに明らかな左右差が出たり、引きつれや凹凸が長期間治らなかったりした場合、どのような修正対応をしてもらえますか?その際の費用はかかりますか?」
    • アフターフォローと保証制度の確認は、安心して施術を受けるために不可欠です。

【ダウンタイムと費用について】

  • 質問9:「ダウンタイムは、具体的にどのくらいの期間、どのような症状が出ますか?仕事はいつから復帰できますか?」
    • ご自身のライフスタイルと照らし合わせて、無理のないスケジュールを組むために、リアルな経過を確認しましょう。
  • 質問10:「本日提示していただく見積もりには、麻酔代や薬代、術後の検診料など、全ての費用が含まれていますか?これ以外に追加で費用が発生する可能性はありますか?」
    • 料金の透明性を確認し、後々の金銭トラブルを防ぎます。必ず、書面での見積もりをもらいましょう。

これらの質問に、自信を持って、かつ、あなたにも分かるように平易な言葉で、誠実に答えてくれる医師こそ、あなたの顔を任せるに値するパートナーです。

 

9. 効果を長持ちさせるアフターケアの秘訣

糸リフトで手に入れた若々しいフェイスライン。その効果をできるだけ長く、そして美しく保つためには、施術後の「アフターケア」が非常に重要になります。特に、糸が組織に完全に馴染むまでの約1ヶ月間は、日常生活での些細な行動が、仕上がりや効果の持続期間に影響を与える可能性があります。ここでは、糸リフトの効果を最大限に引き出し、長持ちさせるためのアフターケアの秘訣を解説します。

【施術後1ヶ月間】特に注意したいゴールデンルール

この期間は、挿入された糸がまだ不安定で、皮下組織と馴染んでいる最中です。糸の位置がずれたり、コグ(棘)が外れたりするのを防ぐため、以下の点に注意して、できるだけ安静に過ごすことを心がけましょう。

  1. 顔への強い刺激は絶対に避ける
    • マッサージ: ハイフ(HIFU)やレーザー治療、そしてエステでのハンドマッサージなど、顔に強い圧力や熱が加わる施術は、最低1ヶ月は禁止です。糸がずれたり、熱で変性したりする可能性があります。
    • 洗顔・スキンケア: ゴシゴシと強く擦るような洗顔は避け、優しく泡で包み込むように洗いましょう。スキンケアを塗る際も、下から上へ、リフトアップの方向に逆らわないように、優しく馴染ませるのがポイントです。
  2. 口の大きな動きを控える
    • 大きなあくび、大笑い、硬いものを無理に食べること、そして歯科治療など、口を大きく開ける行為は、糸に負担をかけ、引きつれ感や痛みの原因となります。歯科治療の予定がある場合は、必ず糸リフトの施術前に済ませておくか、施術後1ヶ月以上空けるようにスケジュールを調整しましょう。
  3. うつ伏せ寝を避ける
    • 就寝時に、顔に長時間圧力がかかる「うつ伏せ寝」や「横向き寝」は、糸の位置がずれるリスクがあります。できるだけ、仰向けで寝ることを習慣づけましょう。枕を高くしたり、ネックピローを活用したりするのも効果的です。
  4. 血行を促進する行為を控える
    • 施術後1週間程度は、長風呂、サウナ、激しい運動、過度な飲酒など、血行を過剰に促進する行為は避けましょう。腫れや内出血、痛みが長引く原因となります。

【長期的視点】美しさをキープするための生活習慣

ダウンタイムが終わった後も、日々の少しの心がけで、糸リフトの効果の持続期間は変わってきます。

  • 紫外線対策の徹底:
    • 紫外線は、肌のコラーゲンやエラスチンを破壊する最大の要因です。糸リフトによって増えた大切なコラーゲンを守るためにも、年間を通して、日焼け止めを塗る習慣を徹底しましょう。これは、新たなたるみの発生を予防することにも繋がります。
  • 保湿ケアの継続:
    • 肌が乾燥すると、ハリが失われ、たるみが進行しやすくなります。ヒアルロン酸やセラミドなどが配合された保湿化粧品で、肌の潤いを常に高く保つことが、リフトアップ効果をサポートします。
  • 体重の急激な増減を避ける:
    • 短期間で大幅に太ったり、痩せたりすると、顔の脂肪のつき方が変わり、せっかくリフトアップしたラインが崩れてしまう可能性があります。安定した体重をキープすることも、効果を長持ちさせる上で重要です。
  • 定期的なメンテナンス治療:
    • 糸リフトの効果が完全に失われる前に、ハイフ(HIFU)や高周波(RF)治療といった、肌の引き締め効果のあるメンテナンス治療を定期的に受けることで、より長くリフトアップ効果を維持することが可能です。ただし、施術のタイミングについては、必ず医師と相談してください。

これらの丁寧なアフターケアは、あなたの努力に、糸リフトが最高の形で応えてくれるための、最も大切な約束事なのです。

 

10. 理想の自分になるための最終チェック

ここまで、糸リフトに関するあらゆる情報を網羅的に解説してきました。知識を深め、カウンセリングに足を運び、信頼できる医師と出会えたなら、いよいよ最終的な決断の時です。最後に、あなたが後悔のない選択をするために、自分自身の心と向き合うための最終チェックリストを提示します。

決断を下す前に、自問すべき5つのこと

以下の5つの問いに、すべて自信を持って「YES」と答えられるか、冷静に確認してみてください。

  1. 【目的の明確化】私は、なぜ糸リフトを受けたいのだろうか?
    • 「何となく若返りたい」という漠然としたものではなく、「ぼやけてきたフェイスラインを、〇〇さんのようにシャープにしたい」「写真に写る自分のほうれい線が気になるから、これを浅くしたい」といった、具体的で明確な目的がありますか?ゴールが明確であるほど、満足度は高まります。
  2. 【期待値の調整】糸リフトの効果の限界を、正しく理解しているか?
    • 糸リフトは、魔法ではありません。効果は永久ではなく、フェイスリフト手術のような劇的な変化をもたらすものでもない、という現実を受け入れていますか?「数年前の自分に戻る」ような、自然な変化に対する、現実的な期待値を持てていますか?
  3. 【リスクの受容】起こりうる全ての副作用やダウンタイムを、受け入れる覚悟があるか?
    • 施術後の痛み、腫れ、引きつれ感といったダウンタイムの期間を、自身のライフスタイルの中で乗り越える準備はできていますか?稀に起こる合併症のリスクについても、自分ごととして理解し、それでも施術を受けたいと心から思えますか?
  4. 【医師への信頼】私は、担当してくれる医師を、心から信頼しているか?
    • その医師の技術、経験、美的センスに納得していますか?カウンセリングでの対話を通じて、人間的な信頼関係を築くことができましたか?万が一、トラブルが起きた時でも、この先生なら誠実に対応してくれる、と信じられますか?
  5. 【意思の確認】この決断は、誰のためでもない、「自分自身」のためのものか?
    • パートナーや他人の評価のためではなく、自分自身がコンプレックスを解消し、より自信を持って輝くために、この施術を望んでいますか?最終的な決断の軸は、常にあなた自身の心の中にあります。

これらすべての問いに、一点の曇りもなく「YES」と答えられたなら、あなたの準備は万全です。

糸リフトは、あなたの外見を若々しくするだけでなく、内面にも自信という大きな輝きをもたらしてくれる、素晴らしいきっかけとなり得ます。正しい知識を武器に、賢明な選択をし、理想の自分になるための、新たな一歩を踏み出してください。

 

美容医療は 「自己肯定感を高めるための選択肢のひとつ」 という信念の もと、一人ひとりの美しさと真摯に向き合う診療スタイルを貫いています。現在は、アジアの美容外科医との技術交流や教育にも力を入れ、国際的なネットワークづくりにも取り組んでいます。

  • <所属学会>

  • 日本美容外科学会JSAS

  • 日本美容外科学会JSASPS

  • 日本形成外科学会

  • 乳房オンコプラスティック

  • <資格>

  • 日本外科学会専門医

  • コンデンスリッチファット療法認定医

  • Total Definer by Alfredo Hoyos 認定医

  • VASER Lipo 認定医

  • RIBXCAR 認定医

【監修医師】

Casa de GRACIA GINZA / GRACIA Clinic 理事長 美容外科医・医学博士 樋口 隆男 Takao Higuchi

18年間にわたり呼吸器外科医として臨床に携わり、 オーストラリアの肺移植チームでの勤務経験も持つ。外科医としての豊富な経験を土台に、10年前に美容外科へ転向。現在は東京・銀座と福岡に美容クリニックを展開し、これまでに10,000例以上の脂肪吸引、4,000例を超える豊胸手術を手がけている。特にベイザー脂肪吸引、ハイブリッド豊胸、脂肪注入豊尻、肋骨リモデリング(RIBXCAR)、タミータック、乳房吊り上げなどのボディデザインを得意とし、自然で美しいシルエットづくりに国内外から定評がある。