COLUMN
コラム
TOP > COLUMN > 脂肪吸引の失敗例から学ぶ。絶対に後悔しないためのクリニック選びと対策
2025.12.9
脂肪吸引の失敗例から学ぶ。絶対に後悔しないためのクリニック選びと対策


「理想のボディライン」が「一生の後悔」に変わる瞬間。

「もっとスリムになりたい」「この部分の脂肪だけ、どうしても落ちない…」そんな切実な願いを抱き、脂肪吸引という選択肢にたどり着いたあなたは、今、大きな期待と同時に、漠然とした不安も感じているのではないでしょうか。その不安の正体は、インターネット上で時折見かける「脂肪吸引の失敗」という、目を背けたくなるような言葉かもしれません。私自身、長年この業界で多くの症例に触れてきましたが、施術によって素晴らしい笑顔を取り戻す方がいる一方で、ほんの一握りではありますが、望まぬ結果に涙を流す方がいるのも、また事実なのです。

脂肪吸引は、正しく行われれば、あなたの人生をより輝かせる素晴らしい医療技術です。しかし、それはドクターの技術、経験、そして美的センスという、極めて属人的なスキルに結果が大きく左右される、非常に繊細な施術でもあります。安易なクリニック選びや、不十分な理解のまま施術に臨むことは、理想の身体を手に入れるどころか、取り返しのつかない後悔へと繋がる危険な分かれ道なのです。

ここでは、単に失敗例を挙げて怖がらせるのが目的ではありません。皮膚の凹凸、左
右非対称、健康上のリスクといった、実際に起こりうる失敗の「なぜ」を徹底的に解剖し、それを回避するための具体的な方法を、私の経験を交えながら、余すところなくお伝えします。クリニック選びの本質から、カウンセリングで聞くべき魔法の質問まで、あなたが「絶対に後悔しない」ための知識を、今から授けます。この記事を読み終える頃には、あなたはもう、溢れる情報に惑わされることなく、冷静な目で、自らの未来を託せるドクターを見極められるようになっているはずです。

1. 脂肪吸引で起こりうる失敗とは?

脂肪吸引における「失敗」と一括りに言っても、その内容は様々です。これらを事前に知っておくことは、いわば「危険な落とし穴」の場所が描かれた地図を手に入れるようなもの。まずは、どのようなリスクが存在するのか、その全体像を把握しましょう。

失敗は、大きく分けて3つのカテゴリーに分類できます。

  • 見た目の問題(審美的な失敗)
    • 皮膚表面が凸凹になる、波打ってしまう
    • 皮膚がたるんでしまう、シワシワになる
    • 脂肪を取りすぎてしまい、不自然な凹みや段差ができる
    • 左右のバランスがおかしい(左右非対称)
    • 期待していたほど細くならなかった、変化が感じられない
    • 傷跡が目立つ
  • 健康上の問題(医学的な合併症)
    • 施術部位の感染症
    • 皮膚の感覚が麻痺する、しびれが残る
    • 皮膚の色素沈着や壊死
    • 貧血や血栓症などの全身的なリスク
  • クリニックとの認識のズレ
    • カウンセリングで聞いていた話と、実際の仕上がりが違う
    • ダウンタイムの辛さが想定以上だった
    • アフターケアが不十分だった

これらの失敗は、単独で起こることもあれば、複数が絡み合って発生することもあります。重要なのは、これらの失敗のほとんどが、適切な知識と慎重なクリニック選びによって回避可能であるという事実です。次の章から、それぞれの失敗の原因と、具体的な対策について深く掘り下げていきましょう。

※関連記事【部位別】脂肪吸引で叶える理想のボディデザイン|お腹・太もも・顔

2. 皮膚が凸凹・たるんでしまう原因と回避策

脂肪吸引の失敗例として、最も多く耳にするのが、施術後の皮膚が凸凹になったり、たるんでしまったりという問題です。これは、脂肪吸引の審美的な結果を大きく損なう、非常に深刻な失敗と言えます。

 なぜ、皮膚は凸凹・たるんでしまうのか?

原因は、大きく分けて「ドクターの技術的な問題」「患者さん自身の皮膚の状態」の2つに集約されます。

ドクターの技術的な問題

脂肪吸引は、カニューレと呼ばれる細い管を皮下脂肪層に挿入し、脂肪細胞を吸引する施術です。この時、皮膚のすぐ下にある浅い脂肪層から、筋肉に近い深い脂肪層まで、均一に脂肪を吸引する必要があります。

  • 吸引層のムラ: 経験の浅いドクターが施術を行うと、特定の層の脂肪だけを取りすぎたり、吸引する深さがバラバラになったりすることがあります。例えるなら、土を掘る時に、表面だけをデコボコに掘り返してしまうようなもの。その結果、皮膚と下の筋肉層との間で癒着が起こり、表面がひきつれたり、凸凹になったりするのです。
  • 吸引量のムラ: 同じ層の中でも、吸引する脂肪の量にムラがあると、滑らかな面に仕上がりません。これはドクターの技術力と集中力に大きく依存します。

患者さん自身の皮膚の状態

もともと皮膚の弾力が低下している方や、過度なダイエットとリバウンドを繰り返してきた方は、脂肪がなくなった後に皮膚がうまく収縮せず、たるみとして残ってしまうリスクが高まります。特に、お腹周りや二の腕、太ももの内側などは皮膚が薄く、たるみやすい部位として知られています。高齢の方や、急激に太った方も同様の注意が必要です。

 凸凹・たるみを回避するための具体的な策

では、どうすればこの最悪の事態を避けられるのでしょうか。

  • 「ベイザー(VASER)」など最新機器の選択
    従来の脂肪吸引に比べ、特殊な超音波で脂肪細胞だけを遊離させてから吸引する「ベイザー脂肪吸引」などの最新機器は、周辺組織へのダメージを最小限に抑えられます。これにより、皮膚のすぐ下の線維組織を温存できるため、術後の皮膚の引き締め(タイトニング)効果が期待でき、たるみのリスクを軽減できます。機器の選択は、たるみ回避の重要な要素の一つです。
  • 皮膚の弾力を評価できるドクターを選ぶ
    経験豊富なドクターは、カウンセリングの段階で患者さんの皮膚を触診し、その弾力性やたるみのリスクを正確に評価します。そして、「あなたの皮膚の場合、ここまで脂肪を取るとたるむ可能性があるので、少し控えめにした方が綺麗に仕上がりますよ」といった、リスクを考慮した realistic な提案をしてくれます。ただ細くするだけでなく、皮膚の収縮まで計算に入れたデザインができるかどうかが、名医の条件です。
  • 術後の圧迫固定とマッサージを徹底する
    脂肪吸引は、終わった後のケアが仕上がりを大きく左右します。術後の圧迫固定は、腫れや内出血を抑えるだけでなく、皮膚を均一に圧着させ、滑らかな仕上がりを助ける重要なプロセスです。また、拘縮(こうしゅく)と呼ばれる皮膚が硬くなる時期に、適切なマッサージを行うことで、皮膚を柔らかくし、凸凹を防ぐ効果が期待できます。クリニックの指示に従い、面倒でもこれらのアフターケアを徹底することが、後悔しないための最後の鍵となります。

3. 取りすぎ・左右非対称などのデザインの失敗

「とにかく細くしてほしい」という一心で施術に臨んだ結果、不自然に痩せこけてしまったり、左右の太さが違ってしまったりというのも、非常に悲しい失敗例です。これは、ドクターの美的センスとデザイン能力が欠如している場合に起こります。

 なぜ、デザインの失敗は起こるのか?

  • 「木を見て森を見ず」な吸引
    依頼された部位の脂肪を、ただひたすら取る。これでは美しいボディラインは生まれません。例えば太ももの脂肪吸引で、太ももだけを細くしても、お尻や膝との繋がりが不自然であれば、美しい脚には見えません。人体は彫刻と同じです。全体のバランスを見ながら、滑らかな曲線を描くように脂肪を削り、またある部分はあえて残す、といった芸術的な視点が不可欠なのです。
  • コミュニケーション不足
    患者さんが思い描く「理想の細さ」と、ドクターが考える「医学的に可能で、かつ美しい細さ」には、しばしばギャップがあります。このすり合わせが不十分なまま施術に進むと、「こんなはずじゃなかった」という結果になりがちです。
  • 左右差の考慮不足
    人間の体は、もともと完全な左右対称ではありません。骨格の歪みや筋肉の付き方など、微妙な左右差があります。これらを考慮せずに、左右同じ量の脂肪を吸引してしまうと、もともとあった左右差が、施術後にかえって強調されてしまうことがあるのです。

 理想のデザインを実現するための対策

  • 症例写真でドクターの美的センスを確認する
    クリニックのウェブサイトやSNSに掲載されている症例写真を、ただ「細くなった」という視点だけでなく、「全体のバランスが美しいか」「曲線は滑らかか」「不自然な凹みはないか」といった、美的観点からじっくりと観察しましょう。あなたの美的感覚と、ドクターのセンスが合っているかを見極める、最も重要な材料です。
  • マーキング(デザイン)の時間を重視する
    手術直前に行うマーキングは、手術の設計図を描く、極めて重要なプロセスです。この時間を軽視し、数分で終わらせてしまうようなドクターは信頼できません。経験豊富なドクターは、患者さんを立たせた状態、座った状態、寝た状態など、様々な体勢で筋肉の動きや脂肪の付き方を確認し、30分以上かけてミリ単位でデザインを描き込んでいきます。カウンセリング時に、マーキングの重要性についてどれだけ熱意を持って語るか、という点もドクターを見極めるポイントになります。
  • 抽象的な要望だけでなく、具体的なイメージを共有する
    「とにかく細く」ではなく、「このモデルさんのような、真っ直ぐな脚のラインになりたい」「このドレスが着られるように、この部分の脂肪をなくしたい」など、具体的な写真や目標を提示して、ドクターとイメージを共有しましょう。これにより、認識のズレを最小限に抑えることができます。

4. 効果がなかった、変わらなかったというケース

高額な費用を払ったにもかかわらず、「ほとんど細くならなかった」「期待していた変化が得られなかった」というのも、精神的なダメージの大きい失敗です。

 なぜ、「変わらない」という事態が起こるのか?

  • 吸引量が絶対的に少ない
    これは、ドクターが安全性を過度に重視するあまり(あるいは技術に自信がないため)、ごく少量の脂肪しか吸引しない場合に起こります。特に、たるみのリスクを恐れて、浅い層の脂肪にほとんど手を出さないケースなどです。
  • 脂肪ではなく、筋肉や骨格が原因だった
    脚が太い原因が、皮下脂肪ではなく、筋肉の発達(特にふくらはぎ)や、骨格そのものにある場合、脂肪吸引を行っても細さの変化は限定的です。カウンセリングの段階で、太さの原因が本当に脂肪なのかを正確に診断できていないと、この失敗に陥ります。
  • 患者さんの期待値が高すぎた
    脂肪吸引は、あくまで皮下脂肪を取り除く施術であり、体重を大幅に減らすダイエットではありません。「10kg痩せられる」といったような、非現実的な期待を抱いていると、実際の変化とのギャップにがっかりすることになります。

 確かな効果を実感するための対策

  • 吸引量を確認する
    カウンセリングの際に、「私のこの部位からは、大体何ccくらいの脂肪が吸引できる見込みですか?」と、具体的な数字で質問してみましょう。経験豊富なドクターであれば、過去のデータから、ある程度の予測値を提示できるはずです。もちろん、実際の吸引量は手術中の判断で変わりますが、一つの目安にはなります。
  • 原因の正確な診断
    信頼できるドクターは、「あなたの場合は脂肪も多いですが、筋肉もかなり張っていますね。脂肪吸引でこのくらいは細くなりますが、筋肉による太さは残りますよ」というように、できないことも正直に伝えてくれます。脂肪吸引以外の選択肢(例えば、筋肉が原因ならボトックス注射など)も含めて、最適な方法を提案してくれるドクターを選びましょう。
  • 術前後の写真比較(Before/After)を徹底する
    施術前には、必ずクリニックで写真を撮影してもらいます。術後、客観的な変化を評価するために、同じ条件下(同じ場所、同じ照明、同じポーズ)で撮影した写真と比較することが重要です。人間の記憶は曖昧なもので、毎日見ていると変化に気づきにくいことがあります。客観的なデータで判断することが、不満を生まないための秘訣です。

 

※関連記事ルメッカの料金相場は?1回の値段と効果を出すための回数・総額を調査

5. 感染症やしびれなど、健康上のリスク

見た目の問題だけでなく、健康を損なうリスクもゼロではありません。これらは頻度としては稀ですが、一度起これば深刻な事態になりかねないため、絶対に軽視してはなりません。

 起こりうる健康上のリスク

  • 感染症: 手術室の衛生管理が不十分であったり、術後の傷口のケアを怠ったりすると、細菌が侵入し、感染を起こすことがあります。重篤な場合は、入院治療が必要になることも。
  • しびれ・感覚麻痺: 脂肪層には、皮膚の感覚を司る細い神経が走行しています。施術中にカニューレがこれらの神経を傷つけてしまうと、術後、皮膚の感覚が鈍くなったり、しびれが残ったりすることがあります。ほとんどは時間と共に回復しますが、稀に永続的な後遺症となるケースもあります。
  • 色素沈着: 術後の内出血が、適切に吸収されずにシミのように残ってしまうことがあります。特に、術後の圧迫が不十分だったり、紫外線を浴びてしまったりするとリスクが高まります。
  • 血栓症・脂肪塞栓症: 非常に稀ですが、最も重篤な合併症です。吸引によって傷ついた血管に血の塊(血栓)ができ、それが肺などの血管に詰まってしまうのが血栓症(エコノミークラス症候群)です。また、脂肪の粒子が血管内に入り込み、詰まってしまうのが脂肪塞栓症です。これらは生命に関わる危険な状態です。

 

 健康リスクを最小限にするための対策

  • クリニックの衛生管理体制を確認する
    カウンセリングの際に、「手術室の清潔度はどのレベルですか」「感染対策として具体的にどのようなことを行っていますか」と質問しましょう。衛生管理に自信のあるクリニックであれば、滅菌システムや空調設備などについて、よどみなく説明できるはずです。
  • 麻酔科医の常駐
    特に広範囲の脂肪吸引や、全身麻酔で行う場合は、麻酔科専門医が手術に立ち会っているかどうかは、安全性を担保する上で極めて重要なポイントです。万が一の急変時に、迅速かつ適切な対応ができる体制が整っているかを確認しましょう。
  • ドクターの解剖学的知識
    神経や太い血管の走行を熟知していることは、ドクターの必須条件です。不必要に神経を傷つけたり、血管を損傷したりするリスクは、ドクターの解剖学への深い理解と、丁寧な手技によって最小限に抑えられます。
  • 術後のフォロー体制
    「術後、何か異変があった場合、24時間連絡が取れる体制はありますか」「定期的な術後検診はありますか」といった、アフターフォローの手厚さも、クリニック選びの重要な基準です。施術して終わり、ではない、患者に寄り添う姿勢があるかを見極めましょう。

 

6. 失敗しない名医・クリニック選びの極意

ここまで様々な失敗例とその対策を見てきましたが、その根幹にあるのは、結局のところ「誰に、どこで施術を任せるか」という一点に尽きます。では、無数にあるクリニックの中から、どうやって「名医」を見つけ出せば良いのでしょうか。

 チェックすべき絶対条件

  • 形成外科専門医、または関連学会での豊富な実績
    日本の医師免許を持っていれば誰でも美容外科を標榜できますが、人体の構造を熟知し、厳しいトレーニングを積んだ「形成外科専門医」の資格を持っていることは、一つの大きな判断基準になります。また、日本美容外科学会(JSAPSまたはJSAS)など、権威ある学会に所属し、脂肪吸引に関する発表などを行っているドクターは、常に知識と技術をアップデートしている証拠です。
  • 脂肪吸引を「得意施術」としているか
    美容外科医にも、目や鼻が得意なドクター、若返りが得意なドクターなど、専門分野があります。その中で、脂肪吸引の症例数が圧倒的に多く、それを自らの「専門」として掲げているドクターを選ぶべきです。ウェブサイトなどで、ドクターの経歴と共に、症例数や得意施術を確認しましょう。
  • カウンセリングをドクター自身が丁寧に行う
    カウンセラーやスタッフ任せにせず、ドクター自身が十分な時間をかけてカウンセリングを行うのは、良いクリニックの絶対条件です。あなたの悩みや希望を深く理解し、リスクも含めて正直に説明してくれるドクターでなければ、信頼関係は築けません。
  • メリットだけでなく、デメリットやリスクを正直に話す
    「絶対に安全です」「100%細くなります」といった、良いことしか言わないドクターは危険です。どんな医療行為にもリスクは伴います。考えられる合併症や、あなたの骨格・皮膚では限界があることなど、ネガティブな情報もきちんと伝えてくれる誠実さがあるかを見極めましょう。
  • 料金体系が明瞭である
    カウンセリングで提示された金額以外に、後から追加料金が発生することがないか、見積もりの内訳(施術料、麻酔代、薬代、圧迫着代、検診料など)が全て明確に記載されているかを必ず確認してください。

 

※関連記事糸リフトの失敗例から学ぶ!後悔しないためのクリニック選びと対策法

 

7. カウンセリングで失敗を回避するための質問術

カウンセリングは、あなたがドクターを見極めるための「最終試験」の場です。受け身で話を聞くだけでなく、こちらから鋭い質問を投げかけることで、そのドクターの本質が見えてきます。以下の質問を、ぜひメモして持参してください。

  • 「先生ご自身の、脂肪吸引の年間症例数はどのくらいですか?」
    →漠然と「多いです」ではなく、具体的な数字で答えられるか。自信の現れです。
  • 「私のこの写真のような症例は、これまでに執刀されたことはありますか?」
    →自分と似た体型の症例写真を見せてもらい、その仕上がりを確認することで、術後のイメージが具体的になります。
  • 「この施術で起こりうる合併症の中で、最も頻度の高いものと、最も重篤なものは何ですか?また、それらが起きた場合の具体的な対処法を教えてください。」
    →リスク管理能力と、誠実さを測る質問です。即座に、よどみなく答えられるかがポイント。
  • 「万が一、仕上がりに満足できなかった場合、修正手術の保証制度はありますか?その場合の費用についても教えてください。」
    →アフターフォローへの責任感を確認できます。保証内容を文書で確認できると、より安心です。
  • 「先生が脂肪吸引の手術で、最もこだわっている、あるいは重要視していることは何ですか?」
    →この質問に対する答えに、ドクターの哲学や美意識が凝縮されています。「安全第一」はもちろん、「滑らかな曲線美」「全体のバランス」「傷跡の位置」など、熱意のこもった答えが返ってくるドクターは、信頼できる可能性が高いです。

これらの質問に、面倒くさそうな顔をせず、真摯に、そして具体的に答えてくれるドクターこそ、あなたの未来を託すに値するパートナーです。

※関連記事肩ボトックスで華奢な首肩ラインに!効果と肩こり改善の実際

8. 脂肪吸引の修正手術は可能か?

残念ながら失敗してしまった場合、「もう元には戻せないのか」と絶望してしまうかもしれません。しかし、多くの場合、修正手術によって改善することは可能です。

 修正手術の難易度と限界

  • 凸凹の修正: 取り残した部分の脂肪を吸引したり、逆に凹んでしまった部分に脂肪を注入(脂肪注入)したりすることで、滑らかに整えることが可能です。
  • 取りすぎの修正: 他の部位から採取した脂肪を、凹んだ部分に注入することで、自然なボリュームを取り戻します。
  • 左右非対称の修正: 残っている脂肪の量や皮膚の状態を見ながら、多い方を吸引したり、少ない方に脂肪を注入したりしてバランスを調整します。

ただし、初回の手術よりも修正手術の方が、格段に難易度が高いことを理解しておく必要があります。皮下組織が硬く癒着しているため、非常に高度な技術と経験が求められます。また、修正には限界があり、完全に元の状態に戻せるわけではありません。だからこそ、最初のクリニック選びが何よりも重要なのです。修正手術は、脂肪吸引の修正を専門的に行っている、経験豊富なドクターに相談するのが鉄則です。

9. 安全な脂肪吸引を受けるための最終確認

ここまで読み進め、信頼できるドクターとクリニックを見つけ、いよいよ施術を決意したあなたへ。最後に、後悔しないために、自分自身で確認すべき最終チェックリストです。

  • 衝動で決めていないか?: 「今日契約すれば安くなる」といった甘い言葉に流され、その場の勢いで契約していませんか。一度持ち帰り、冷静に考える時間を持ちましょう。
  • 家族やパートナーに相談したか?: ダウンタイム中は、誰かのサポートが必要になるかもしれません。一人で抱え込まず、身近な人に相談し、理解を得ておくことも大切です。
  • 術後のスケジュールは万全か?: 手術後、最低でも1週間程度は、仕事や学業を休んだり、調整したりできるスケジュールを確保できていますか。無理なスケジュールは、回復を遅らせ、合併症のリスクを高めます。
  • 体調は万全か?: 風邪をひいている、生理中であるなど、体調が優れない状態での手術は避けるべきです。ベストコンディションで臨みましょう。
  • 心の準備はできているか?: 術後の腫れや痛み、内出血、拘縮といった、必ず訪れるダウンタイムの辛さを乗り越える覚悟はできていますか。美しい結果は、この期間を乗り越えた先にあることを理解しておきましょう。

10. 万が一のトラブルに備えるために

どれだけ慎重に準備をしても、医療に「絶対」はありません。万が一、予期せぬトラブルが起きた場合に、自分を守るための知識も備えておきましょう。

  • 同意書の熟読と保管: 手術前にサインする同意書は、隅々までしっかりと読み、理解できない点や納得できない点があれば、必ず質問してください。そして、そのコピーを必ず保管しておきましょう。
  • 経過記録の保持: 術後の経過を、写真や日記などで記録しておくことをお勧めします。もし何か問題が起きた際に、客観的な証拠として役立つことがあります。
  • クリニックとの対話を諦めない: 不安な点や不満な点があれば、まずは正直にクリニックに伝え、話し合いの場を持つことが重要です。誠実なクリニックであれば、きちんと向き合ってくれるはずです。

もし、クリニックとの対話で解決しない場合は、消費生活センターや、医療問題に詳しい弁護士など、第三者機関に相談するという選択肢もあります。

※関連記事シミのよくある質問10選|専門家があなたの疑問をスッキリ解決

「理想の自分」への扉は、慎重に、そして確信を持って開ける

脂肪吸引は、決して魔法ではありません。それは、優れたドクターの技術と、患者さん自身の深い理解、そして術後の努力が三位一体となって初めて、最高の満足感をもたらす医療です。

失敗という悲しい現実は、そのほとんどが「知っていれば防げた」ことばかり。この記事を通じて、あなたは多くの失敗例とその回避策を学びました。それは、あなたの身を守るための、何物にも代えがたい知識という武器です。

これからは、溢れる広告や聞こえの良い言葉に惑わされることなく、自らの目で真実を見抜き、心から信頼できるドクターを選ぶことができるはずです。カウンセリングでは、臆することなく、あなたの不安や疑問をぶつけてください。その対話を通じて、ドクターとの間に確かな信頼関係が芽生えた時、そこがあなたの未来を託す場所です。

 

美容医療は 「自己肯定感を高めるための選択肢のひとつ」 という信念の もと、一人ひとりの美しさと真摯に向き合う診療スタイルを貫いています。現在は、アジアの美容外科医との技術交流や教育にも力を入れ、国際的なネットワークづくりにも取り組んでいます。

  • <所属学会>

  • 日本美容外科学会JSAS

  • 日本美容外科学会JSASPS

  • 日本形成外科学会

  • 乳房オンコプラスティック

  • <資格>

  • 日本外科学会専門医

  • コンデンスリッチファット療法認定医

  • Total Definer by Alfredo Hoyos 認定医

  • VASER Lipo 認定医

  • RIBXCAR 認定医

【監修医師】

Casa de GRACIA GINZA / GRACIA Clinic 理事長 美容外科医・医学博士 樋口 隆男 Takao Higuchi

18年間にわたり呼吸器外科医として臨床に携わり、 オーストラリアの肺移植チームでの勤務経験も持つ。外科医としての豊富な経験を土台に、10年前に美容外科へ転向。現在は東京・銀座と福岡に美容クリニックを展開し、これまでに10,000例以上の脂肪吸引、4,000例を超える豊胸手術を手がけている。特にベイザー脂肪吸引、ハイブリッド豊胸、脂肪注入豊尻、肋骨リモデリング(RIBXCAR)、タミータック、乳房吊り上げなどのボディデザインを得意とし、自然で美しいシルエットづくりに国内外から定評がある。